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セル・シグナリング・テクノロジーが がん個別化診断におけるライセンス供与を発表

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米マサチューセッツ州ダンバース

(ビジネスワイヤ) — 米マサチューセッツ州ダンバースのセル・シグナリング・テクノロジー(CST)は本日、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)診断検査分野におけるALK遺伝子再構成の検出と関連したCSTの特許権につき、セフィエドに対し世界規模の非独占的ライセンスを供与したと発表しました。セフィエドは、未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)遺伝子再構成を持つ非小細胞肺がん(NSCLC)患者を同定するための検査法を開発します。

肺がんは、がんによる死亡原因として世界で第1位となっており、毎年160万人以上が新たに肺がんと診断されています。肺がん患者の約85パーセントは非小細胞型を罹患し、進行がんの診断を受けるのが一般的で、生存率は非常に低くなっています。予備的な疫学研究は、NSCLC患者の約3~5パーセントがALK融合遺伝子陽性の腫瘍を持っていることを示しています。

CSTとその提携先の1つは、EML4-ALK転座の検出を対象とする知的財産における重要な権利を保有しています。特許権にはIHC(免疫組織化学)・PCR・遺伝子シーケンシングのプラットフォームを包含する方法クレームの他、分子ベースのEML4-ALK検出法と関連した特許(米国特許第8,288,102号および8,377,642号)が含まれます。EML4-ALK融合遺伝子を発現する肺がんの進行抑制のための方法を包含する米国特許第8,481,279号が最近加わったことで、CSTはNSCLC関連のEML4-ALK知的財産権において、研究から診断・治療にわたって優位な地位を築きました。

CSTの社長兼最高経営責任者(CEO)であるマイケル・J・ コーム博士は、次のように述べています。「CSTはセフィエドとの契約締結に大いに期待しています。この契約により、分子ベースの検査用製品を開発し、EML4-ALK検出を目的とした診断プラットフォームオプションを拡大することになります。今回の提携は、当社の知的財産ポートフォリオが拡大していること、がん患者の診断・治療にとって重要なEML4-ALK発現の確認に関する研究に努めていることを、さらに裏付けるものであると当社は考えています。」

セル・シグナリング・テクノロジーについて

研究科学者らが1999年に創立したセル・シグナリング・テクノロジー(CST)は、世界各国で400人以上の従業員を擁する非上場同族企業です。特にがんと関連した応用システム生物学研究の分野で活躍するCSTは、高いレベルの特異度とロット間一貫性を備えた抗体の使用が重要であることを理解しています。そのため当社はすべての抗体を自社製造し、幅広い用途の製品で念入りなバリデーションを行っています。また、当社の抗体を製造しているのと同じCST研究員が顧客に対する技術サポートを提供し、顧客による実験デザイン、問題解決、信頼できる結果の達成に貢献しています。このようなサービスは、自分たちが研究者であれば望むものだからというのが、提供している理由となっています。実際、私たち自身が研究する立場にいるからです。

詳細情報についてはcellsignal.comをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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